PAPERROLL-CLAMP
ペーパーロールクランプ


ペーパーロールクランプは、その名のとおり新聞やカタログなどの原料となるロール紙を横から把持して運搬するためのアタッチメントです。製紙会社から印刷会社に紙が供給される段階では、紙は直径1m、高さ1m、重さ1tを超える巻き紙の状態となっていることが大半です。とても人が抱え上げることなど想いも及ばない世界です。
製紙工場の倉庫で保管されているロール紙は縦置きになっていますが、トラックで印刷工場に運ぶ際には横倒し状態を指定されるケースが多いので、そのためにアタッチメントには把持機能に加えて回転機能が付属しています。

山川エンジニアリングの代表的なペーパーロールクランプは「スプリットタイプ」と「ハーフスプリットタイプ」の2種類。上下に重ねたロール紙を一度に2個掴みする際に段差のあるロール紙をクランプできる仕様が「スプリットタイプ」、段差のないロール紙をクランプするのに最適な仕様が「ハーフスプリットタイプ」です。

ロール紙は非常にデリケートな荷物であり、かつ荷扱いにはスピードが要求される現場も多いようです。なので、ペーパーロールクランプもお客様の作業方法や紙の種類、質の違いによって、様々な仕様設定が必要です。似て非なるモノでは駄目な世界のアタッチメントがペーパーロールクランプなのです。
 
 
 


 

 他社製品と使い比べてみてください。(ユーザー様の声を拾ってみました)

     ▼アームが薄く、林立する縦置きロール紙に差し込み易い。

     ▼アームの開閉速度が速く、スピーディーに作業できる。

     ▼クランプ開き時にロール紙とコンタクトパッドの離れ具合が良いので、スレ傷を作らない。

     ▼頑丈。特にアーム根元部の亀裂発生が無い。

     ▼回転速度が速い
 


回転体中心部


コンタクトプレート(鋳物)

 
  基本的な特徴について
     
ロングアームが上下2分割されているので、段差のあるロール紙を2個同時にクランプできます。薄型のアームを採用しているのでロール紙を荷取りする際に周囲のロール紙とアームの干渉をあまり気にせず 作業できます。

 
前方視界についてはロングアーム、ショートアームともに上下に2分割されていますので、アームの間からの前方視界が非常に良好です。また回転体の中心部には覗き窓が設けられていますので、この穴からの前方視認も可能です。但し、ホース配管等もありますので十分な視界が確保できる訳ではありません。
 
ロールクランプは迅速な作業スピードが要求される現場で活躍するアタッチメント。ゆえに回転速度については高速型・中速型・低速型の3タイプをご用意いたしました。作業の内容に合せてお選びいただけます。
 
取り扱うロール紙の径により、ショートアームが固定されているタイプと可動するタイプを設けております。小径のロール紙を扱う場合は可動タイプを、決まった大きさのロール紙を扱う場合は固定タイプをお選びいただくことになります。可動タイプの場合、ショートアームは常に動かず、ロングアームのみが可動する状態にありますが、アタッチメントを45度に回転・傾斜させた場合のみショートアームが可動します。(通常はロングアームにのみ流れる作動油が45度回転・傾斜時のみショートアームに流れるようになるためです。)

全てのクランプ回路にはパイロットチェックバルブを装備しており、ロール紙を確実にクランプ保持し続けて、荷物の落下を防ぎます。また回転駆動機構はセルフロック方式の採用によりローテーターの自走回転を防ぎます。
 
 
詳細仕様については
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 カタログは
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